ウォーターサーバーの水が臭い!そんな経験はありませんか?

せっかくおいしい水を飲みたくてウォーターサーバーを設置したのに、水から変な臭いがしたら困りますよね。

「プラスチックのような臭いがする」「なんだかカビ臭い気がする」「お湯だけが変な臭いがする」など、臭いに関する悩みを抱えている方は意外と多いんですよ。

でも安心してください。

ウォーターサーバーの水が臭くなる原因はいくつか特定されていて、多くの場合は適切な対処をすることで改善できるんです。

この記事では、ウォーターサーバーの水が臭くなる主な原因と、その対処法について詳しく解説していきます。

原因を正しく理解して、いつでもおいしい水が飲める環境を取り戻しましょう。

ウォーターサーバーの水が臭くなる8つの原因

まずは、ウォーターサーバーの水が臭くなってしまう主な原因を見ていきましょう。

原因が分かれば、適切な対処法も見えてきますよ。

原因1:プラスチックボトルの臭いが水に移っている

ウォーターサーバーのボトルは、ほとんどがプラスチック製です。

このプラスチックの臭いが水に移ってしまうことがあるんですよ。

メーカー側も臭いが移らないように対策をしていますが、保管環境や温度の影響で臭いが移りやすくなってしまうケースがあります。

特に直射日光が当たる場所に保管していたり、長期間飲まずに放置していたりすると、水にプラスチック臭が移ってしまう可能性が高くなります。

新品のボトルを開封した直後に臭いを感じる場合は、このプラスチック臭が原因かもしれませんね。

原因2:設置場所や保管場所が適切でない

ウォーターサーバー本体やボトルの設置場所も、臭いの原因になることがあります。

直射日光が当たる場所や、温度・湿度が高い場所に設置していませんか?

高温多湿の環境は雑菌が繁殖しやすく、水が劣化してしまう恐れがあるんですよ。

また、生ゴミや芳香剤、タバコなど強い臭いを発するものの近くにサーバーを置いていると、ボトル内の水に臭いが移ってしまうこともあります。

水は臭いを吸着しやすい性質があるため、周囲の環境には十分注意が必要です。

直射日光が当たらず、温度・湿度が低く、強い臭いのない場所を選んで設置しましょう。

原因3:サーバー本体の電源を切っている

「使わない時は電源を切って節電したい」と考える方もいるかもしれませんが、これは臭いの原因になってしまいます。

ウォーターサーバーの電源を切ると、水が常温に戻ってしまうんですよ。

常温の水はカビや雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。

ウォーターサーバーは電源を入れ続けることで、冷水と温水を保ち、衛生面を維持しているんです。

数日間使用する予定がない場合でも、電源は切らないようにしてくださいね。

原因4:メンテナンス不足による雑菌やカビの発生

定期的なメンテナンスを怠っていると、給水口やボトル接続部分にカビや雑菌が発生してしまいます。

一度カビが発生してしまうと、水に異臭が移り、飲むときに「カビ臭い」と感じてしまうんですよ。

ウォーターサーバーには自動クリーン機能が搭載されている機種も多いですが、それだけに頼りすぎるのは危険です。

自動クリーン機能ではサーバー外部や細かい部分まで掃除できないため、ご自身での定期的なお手入れが必要なんです。

特にボトルを交換するタイミングで、給水口や接続部分を重点的にお手入れすることが大切ですよ。

原因5:グラスやコップ自体の汚れや臭い

意外と見落としがちなのが、グラスやコップ自体の問題です。

グラスに洗剤が残っていたり、しっかり乾燥していなかったりすると、その臭いが水に移ってしまうことがあるんですよ。

まずはグラス自体が臭くないか確認してみてください。

もしグラスから臭いがする場合は、食器用洗剤でよく洗い、しっかりすすいでから使用しましょう。

定期的に除菌することも効果的ですよ。

原因6:水の賞味期限が過ぎている

ウォーターサーバーの水にも賞味期限があることをご存知ですか?

賞味期限を過ぎた水は劣化が進み、臭いが発生する可能性があります。

未開封の状態であれば比較的長期間保存できますが、開封後は空気に触れるため劣化が早まるんですよ。

開封後は2週間程度で飲み切るのが理想的です。

水の種類やボトルのタイプによって賞味期限は異なるため、メーカーの推奨する期間を確認しておきましょう。

原因7:新品のサーバー特有の臭い

新しくウォーターサーバーを設置した直後に臭いを感じる場合は、新品特有の臭いが原因かもしれません。

新品の機械や家電製品には、独特な臭いがありますよね。

サーバー内部の部品や樹脂から発せられる臭いが、水を注ぐ過程で移ってしまうことがあるんです。

この新品臭は、使用していくうちに徐々に消えていくことがほとんどですよ。

数回水を循環させたり、しばらく放置したりすることで解消されることが多いです。

原因8:洗浄液のすすぎ不足

メーカーによっては、ボトルの衛生面を保つために洗浄液を使用することがあります。

この洗浄液がきちんと洗い流されていないと、水に吸着して臭いを発してしまうんですよ。

洗浄液臭がする場合は、しばらく使用を続けると消えることもあります。

ただし、気になる場合や臭いが続く場合は、メーカーに問い合わせることをおすすめします。

臭いの種類別!原因の見極め方

ウォーターサーバーの水から発する臭いは、種類によって原因が異なります。

臭いの種類を見極めることで、より適切な対処ができますよ。

お湯だけが臭い場合

「冷水は普通なのにお湯だけ臭い」という場合は、温水タンク内の金属棒が原因かもしれません。

ウォーターサーバーの温水タンクには、電気を通して水を温めるための金属棒が設置されているんですよ。

この金属棒から発せられる臭いが、お湯に移ってしまうことがあります。

冷水タンクには金属棒が設置されていないため、お湯だけが臭くなるんです。

また、お湯は蒸発しやすいため、冷水と比べて臭いに気づきやすいという側面もあります。

金属棒が原因の場合は、自分では対処できないため、メーカーに連絡して部品交換を依頼しましょう。

カビ臭い場合

明らかにカビの臭いがする場合は、サーバー内部に雑菌やカビが繁殖している可能性が高いです。

給水口やボトル接続部分など、目に見える部分をお手入れしても臭いが消えない場合は、内部にカビが発生しているかもしれません。

サーバー内部は自分で分解して掃除することができないため、メーカーに連絡してメンテナンスを依頼する必要がありますよ。

場合によってはサーバー本体の交換が必要になることもあります。

カビ臭さを感じたら、水を飲むのを一旦やめて、すぐにメーカーに相談しましょう。

プラスチック・ゴム臭い場合

プラスチックやゴムのような臭いがする場合は、ボトルやサーバー内部の樹脂部品が原因だと考えられます。

特に新品のサーバーや、新しいボトルを開封した直後にこの臭いを感じることが多いですよ。

使用を続けるうちに臭いは徐々に消えていくことがほとんどですが、しばらく経っても臭いが消えない場合はメーカーに相談してください。

保管環境が悪かったり、直射日光に長時間さらされていたりすると、プラスチック臭が強くなることもあります。

薬品臭・消毒液臭い場合

薬品や消毒液のような臭いがする場合は、洗浄液のすすぎ不足か、塩素系の物質が関与している可能性があります。

メーカーがボトルを洗浄する際に使用した洗浄液が残っていると、水に臭いが移ってしまうんですよ。

この場合は、しばらく水を流し続けることで臭いが薄まっていくことが多いです。

ただし、臭いが強い場合や気になる場合は、水を飲むのをやめてメーカーに連絡しましょう。

ウォーターサーバーの臭いへの対処法5選

ウォーターサーバーの水が臭い場合、どのように対処すればよいのでしょうか。

すぐに試せる対処法を5つご紹介しますよ。

対処法1:サーバー内外の清掃とメンテナンス

まずは基本的なことですが、サーバーの内外をしっかり清掃しましょう。

給水口、水受け皿、ボトル接続部分など、外部から手が届く部分は定期的にお手入れすることが大切ですよ。

清掃の手順

給水口は清潔なふきんやキッチンペーパーで拭き、アルコール消毒してください。

水受け皿は取り外して、中性洗剤でよく洗いましょう。

ボトル接続部分も、ボトル交換のタイミングで必ず拭き掃除をしてくださいね。

サーバー前面や背面も、定期的にほこりや汚れを取り除くことが重要です。

週に1回程度の頻度でお手入れすることをおすすめしますよ。

対処法2:設置場所と保管場所の見直し

サーバー本体やボトルの設置場所を見直すことも大切です。

直射日光が当たる場所に置いていないか、温度や湿度が高すぎる場所ではないか、確認してみましょう。

適切な設置場所の条件

直射日光が当たらない場所を選んでください。

ストーブや冷蔵庫など、熱を発する家電の近くは避けましょう。

生ゴミ、芳香剤、タバコなど強い臭いを発するものから離れた場所に設置することが重要ですよ。

風通しが良く、温度・湿度が安定している場所が理想的です。

もし現在の設置場所が不適切だと感じたら、すぐに移動させましょう。

対処法3:水をなるべく早く飲み切る

開封後の水は、できるだけ早く飲み切ることを心がけてください。

時間が経つほど、プラスチック臭が移ったり雑菌が繁殖したりするリスクが高まるんですよ。

適切な消費ペース

開封後は2週間以内に飲み切るのが理想的です。

未開封のボトルも、メーカーが推奨する賞味期限内に使用しましょう。

「早く飲まなきゃ!」と焦る必要はありませんが、適度なペースで消費することを意識してくださいね。

もし水の消費ペースが遅い場合は、配送頻度を調整することも検討してみてください。

対処法4:電源を常にオンにしておく

節電のために電源を切りたくなる気持ちは分かりますが、衛生面を考えると電源は常にオンにしておくべきです。

電源を切ると水が常温に戻り、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいますよ。

ウォーターサーバーは電源を入れ続けることで、冷水と温水の温度を保ち、衛生的な状態を維持しているんです。

長期間使用しない場合でも、できるだけ電源は入れたままにしておきましょう。

どうしても電源を切る必要がある場合は、再度使用する前にサーバー内の水を一度すべて出し切り、新しい水に入れ替えてくださいね。

対処法5:グラスをしっかり洗浄する

グラス自体の汚れや臭いが原因の場合もあるため、使用するグラスもしっかり洗浄しましょう。

食器用洗剤でよく洗い、すすぎ残しがないようにしっかりすすいでください。

定期的に煮沸消毒や除菌スプレーで除菌することも効果的ですよ。

グラスを保管する際も、しっかり乾燥させてから収納することが大切です。

水滴が残ったまま保管すると、雑菌が繁殖して臭いの原因になってしまいます。

こんな時はすぐメーカーに連絡しましょう!

自分で対処できる臭いもありますが、中にはメーカーの対応が必要なケースもあります。

以下のような症状が見られたら、すぐにメーカーに連絡してくださいね。

お手入れしてもカビ臭さが消えない

外部をしっかり清掃してもカビ臭さが消えない場合は、サーバー内部にカビが発生している可能性が高いです。

内部は自分で分解して掃除することができないため、メーカーに連絡して対応してもらいましょう。

場合によってはサーバー本体の交換が必要になることもありますよ。

カビが発生した水を飲み続けるのは健康上よくないため、臭いを感じたらすぐに使用を中止してください。

お湯だけが異常に臭い

お湯だけが異常に臭い場合は、温水タンク内の金属棒に問題がある可能性があります。

この場合も自分では対処できないため、メーカーに連絡して部品交換を依頼しましょう。

金属棒自体に問題がある場合と、金属棒周辺に汚れが蓄積している場合があります。

いずれにしても、専門スタッフによるメンテナンスが必要ですよ。

洗浄液の臭いが強くて飲めない

洗浄液の臭いは時間とともに薄まることが多いですが、臭いが強すぎて水が飲めないレベルの場合はメーカーに相談しましょう。

洗浄液のすすぎが不十分だった可能性があります。

メーカーによっては、ボトルを交換してくれたり、サーバー内の水を循環させる方法を教えてくれたりしますよ。

臭いが気になる場合は我慢せず、早めに問い合わせてくださいね。

新品臭がいつまでも消えない

新品のサーバーやボトルから発せられる臭いは、通常は数日から1週間程度で消えていきます。

しかし、1週間以上経っても臭いが消えない場合や、臭いが強くて水が飲めない場合は、メーカーに相談しましょう。

製品自体に問題がある可能性もあるため、交換してもらえることもありますよ。

「新品だから仕方ない」と我慢せず、気になる場合は遠慮なく連絡してください。

臭いを防ぐための日常的なメンテナンス方法

臭いが発生してから対処するよりも、日頃から予防することが大切ですよ。

日常的にできるメンテナンス方法をご紹介します。

週に1回の外部清掃を習慣化

週に1回程度、サーバーの外部清掃を行いましょう。

給水口、水受け皿、ボトル接続部分は特に重点的にお手入れしてくださいね。

清掃する際は、清潔なふきんやキッチンペーパーを使用し、アルコール消毒も行うことをおすすめします。

こまめなお手入れが、臭いの予防につながりますよ。

ボトル交換時の清掃を徹底

ボトルを交換するタイミングは、サーバーを清掃する絶好のチャンスです。

ボトル接続部分はほこりや水滴が溜まりやすく、雑菌が繁殖しやすい場所なんですよ。

ボトルを外したら、接続部分をしっかり拭き掃除してから新しいボトルをセットしましょう。

この一手間が、臭いの発生を大きく予防してくれます。

適切な環境での保管

サーバー本体だけでなく、未開封のボトルも適切な環境で保管することが重要です。

直射日光が当たらない、涼しい場所で保管してくださいね。

湿度が高すぎる場所や、温度変化が激しい場所も避けましょう。

予備のボトルを保管する際も、強い臭いを発するものの近くには置かないように注意してください。

定期的なメーカーメンテナンスの利用

メーカーによっては、定期的な訪問メンテナンスサービスを提供しているところもあります。

自分では対処できないサーバー内部まで、専門スタッフがしっかり清掃してくれますよ。

有料の場合もありますが、衛生面を考えると利用する価値は十分にあります。

メーカーの定期メンテナンスサービスの有無や、メンテナンス頻度について確認しておきましょう。

セルフメンテナンスと併せて利用することで、より安心して使用できますよ。

ウォーターサーバーの臭いに関するよくある質問

ウォーターサーバーの臭いについて、よくある質問にお答えします。

Q1:プラスチック臭は体に害はありませんか?

プラスチック臭自体は、基本的に健康への悪影響はないとされています。

ただし、臭いが非常に強い場合や、臭いとともに水の味が明らかに変わっている場合は、メーカーに相談することをおすすめしますよ。

メーカーも臭いが移らないよう対策をしているため、通常の使用範囲内であれば問題ありません。

Q2:自動クリーン機能があればメンテナンスは不要ですか?

自動クリーン機能は便利ですが、それだけに頼るのは危険です。

自動クリーン機能では、サーバー内部の一部を除菌できても、外部や細かい部分までは対応できないんですよ。

給水口や水受け皿、ボトル接続部分など、外部のお手入れは必ず自分で行いましょう。

自動クリーン機能とセルフメンテナンスを併用することで、より衛生的な状態を保てます。

Q3:開封後の水はどのくらいで飲み切るべきですか?

開封後の水は、2週間以内に飲み切るのが理想的です。

開封すると空気に触れるため、未開封の状態よりも劣化が早まるんですよ。

ただし、これはあくまで目安なので、メーカーが推奨する期間を確認してください。

水の種類やボトルのタイプによって、適切な消費期間は異なります。

Q4:電源を切ると本当に臭いの原因になりますか?

はい、電源を切ると臭いの原因になる可能性が高いです。

電源を切ると水が常温に戻り、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまうんですよ。

ウォーターサーバーは電源を入れ続けることで、冷水と温水の適切な温度を保ち、衛生面を維持しています。

長期間使用しない場合でも、できるだけ電源は入れたままにしておきましょう。

Q5:メーカーに連絡する際、どのように説明すればよいですか?

メーカーに連絡する際は、以下の点を伝えるとスムーズに対応してもらえますよ。

どのような臭いがするか(カビ臭、プラスチック臭、薬品臭など)を具体的に説明してください。

いつから臭いを感じるようになったかも重要な情報です。

冷水とお湯の両方が臭いのか、どちらか片方だけなのかも伝えましょう。

これまでに試した対処法があれば、それも併せて伝えてくださいね。

まとめ:適切な対処で快適なウォーターサーバー生活を

ウォーターサーバーの水が臭くなる原因は、プラスチック臭、設置場所の問題、メンテナンス不足、電源オフ、水の賞味期限切れなど、さまざまです。

多くの場合、適切な清掃、設置場所の見直し、早めの水の消費、電源の入れっぱなしなど、日常的な対処で改善できますよ。

ただし、お手入れをしてもカビ臭さが消えない場合や、お湯だけが異常に臭い場合は、サーバー内部に問題がある可能性があります。

そのような時は自分で対処しようとせず、すぐにメーカーに連絡してくださいね。

メーカーは専門スタッフが対応してくれるため、遠慮なく相談しましょう。

日頃から週1回程度の外部清掃、ボトル交換時の徹底した清掃、適切な保管環境の維持を心がけることで、臭いの発生を予防できます。

定期的なメーカーメンテナンスサービスを利用することも、衛生面の維持には効果的ですよ。

せっかく設置したウォーターサーバーですから、適切なメンテナンスと管理で、いつでもおいしい水が飲める環境を保ちましょう。

臭いに気づいたら放置せず、早めに対処することが大切です。

この記事で紹介した対処法を実践して、快適なウォーターサーバー生活を送ってくださいね。