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ウォーターサーバーは壁から何cm離す?放熱に必要な距離と設置場所の注意点

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ウォーターサーバーの放熱には壁から10~15cmの距離が必要です

ウォーターサーバーを設置するとき、「壁にぴったりくっつけて置いてもいいの?」と疑問に思う方は多いですよね。

結論から言うと、ウォーターサーバーは壁から10~15cmほど離して設置する必要があります。

これは単なる「推奨」ではなく、安全に使うための「必須条件」なんですよ。

放熱スペースを確保せずに壁にくっつけて設置してしまうと、機器の故障や電気代の増加、さらには火災などの危険性も出てきます。

この記事では、なぜウォーターサーバーに放熱スペースが必要なのか、具体的に何cmの距離を空ければいいのか、そして設置場所ごとの注意点まで詳しく解説していきますね。

なぜウォーターサーバーには放熱スペースが必要なの?

ウォーターサーバーは、冷蔵庫と同じように冷水と温水を常に一定の温度に保つ家電製品です。

そのため、内部には冷却用と加熱用のコンプレッサーやヒーターが搭載されており、稼働中は常に熱を発生させているんですよ。

機械の故障を防ぐため

ウォーターサーバーの背面には放熱パネルがあり、ここから内部の熱を外に逃がしています。

壁にぴったりくっつけて設置してしまうと、この放熱パネルが塞がれて熱がこもってしまいます。

熱がこもるとコンプレッサーに大きな負荷がかかり、機能低下や故障の原因になってしまうんですね。

メーカー指定の距離を守らずに故障させた場合、修理費用が数万円かかることもありますから、注意が必要ですよ。

電気代の節約につながる

放熱スペースが不足すると、ウォーターサーバーは設定温度を保つためにより多くの電力を消費します。

通常、ウォーターサーバーの月々の電気代は400~1,000円程度ですが、放熱が不十分だとこれが1.5倍から2倍に跳ね上がることもあるんですよ。

年間で考えると数千円の差になりますから、適切な距離を保つことは経済的にも重要なんですね。

壁の汚れや変色を防ぐため

ウォーターサーバーは稼働時に熱だけでなく、静電気も発生させます。

壁に近すぎると、この静電気によってホコリが壁に付着しやすくなり、壁が黒ずんだり変色したりする原因になるんですよ。

特に賃貸住宅にお住まいの方は、退去時の原状回復費用が発生する可能性もありますから、気をつけたいポイントですね。

ウォーターサーバーは壁から何cm離せばいい?場所別の推奨距離

ウォーターサーバーの放熱に必要なスペースは、設置する場所によって異なります。

ここでは、背面・側面・上部それぞれに必要な距離を詳しく見ていきましょう。

背面(壁側)は10~15cm以上

ウォーターサーバーの背面は、最も重要な放熱スペースです。

多くのメーカーが推奨している距離は10~15cm以上。

これは放熱パネルが主に背面に配置されているためなんですね。

サントリー天然水ウォーターサーバーは10~15cm、プレミアムウォーターは15cm以上、ウォータースタンドのピュアライフは約15cm以上と、メーカーによって微妙に基準が異なります。

迷ったら15cm確保しておけば、どのメーカーのサーバーでも安心ですよ。

側面は3~10cm程度

ウォーターサーバーの左右側面にも、ある程度のスペースが必要です。

側面に必要な距離は3~10cm程度とされています。

これは放熱というよりも、振動音が壁や家具に伝わるのを防ぐための距離なんですね。

ウォーターサーバーはコンプレッサーが稼働するとき、わずかに振動します。

壁や家具にぴったりくっついていると、この振動が共鳴して音が大きくなってしまうんですよ。

寝室に設置する場合は、特に側面のスペースもしっかり確保することをおすすめします。

上部は50cm程度(上置き型の場合)

ボトルを上部に設置するタイプのウォーターサーバーの場合、上部にも50cm程度のスペースが必要です。

これは放熱のためではなく、ボトル交換をスムーズに行うためのスペースなんですね。

12Lのボトルは重量があるため、交換時には十分な高さと作業スペースが必要になります。

棚の下や吊り戸棚の下に設置する場合は、この上部スペースも計算に入れておきましょう。

ボトルが下置きタイプのサーバーなら、上部スペースはそれほど気にしなくても大丈夫ですよ。

主要メーカー別!推奨される設置距離一覧

メーカーによって推奨される設置距離は若干異なります。

ここでは主要メーカーの指定距離をまとめてご紹介しますね。

サントリー天然水ウォーターサーバー

背面と壁の間:10~15cm

サントリーの公式サイトでは、放熱と安全のために冷蔵庫と同じように10~15cmの隙間を空けることを推奨しています。

プレミアムウォーター

背面・左右側面と壁の間:15cm以上

プレミアムウォーターの取扱説明書には、熱がこもり機器の機能が低下する恐れがあることと、静電気により壁・カーテンが黒く汚れる恐れがあることが明記されていますよ。

アクアクララ

背面:10cm以上、側面:3cm程度

アクアクララでは背面と側面で推奨距離が異なります。

背面は放熱のため10cm以上、側面は振動音防止のため3cm程度とされています。

フレシャス

背面および側面:10cm以上

フレシャスでは、背面の放熱パネル部分のスペースを空けることで、熱がこもるのを防ぎ、電気代の節約にも繋がると説明していますね。

ウォータースタンド

製品背面:約15cm以上

ウォータースタンドのピュアライフの取扱説明書では、製品背面の放熱板を壁面から約15cm以上離して設置することが明記されています。

放熱スペースを確保しないとどうなる?起こりうるトラブル

「少しくらい近くても大丈夫でしょ?」と思ってしまうかもしれませんが、実は様々なトラブルの原因になるんですよ。

オーバーヒートによる機能停止

放熱が不十分だと、内部の温度が上昇しすぎてコンプレッサーがオーバーヒートを起こします。

最悪の場合、安全装置が働いてサーバーが停止してしまうことも。

真夏の暑い日や、直射日光が当たる場所では特に注意が必要ですね。

冷水・温水の温度が不安定になる

放熱がうまくいかないと、設定した温度を維持できなくなります。

冷水がぬるくなったり、温水の温度が上がりすぎたりと、本来の性能を発揮できなくなってしまうんですよ。

機器の寿命が短くなる

コンプレッサーに常に負荷がかかり続けると、通常よりも早く劣化が進みます。

本来5~6年使えるはずのウォーターサーバーが、2~3年で故障してしまうケースもあるんですね。

修理費用が自己負担になることも

メーカー指定の設置条件を守らずに故障させた場合、保証の対象外となり修理費用が全額自己負担になることがあります。

修理費用は数万円かかることも珍しくありませんから、最初から適切に設置することが大切ですよ。

よくある質問:ウォーターサーバーの設置距離について

ここからは、ウォーターサーバーの設置距離に関してよく寄せられる質問にお答えしていきますね。

壁から5cmくらいしか離せないけど大丈夫?

推奨距離よりも短いため、できれば避けた方が良いでしょう。

Yahoo!知恵袋には「5cmくらいで使っているけど特に問題ない」という声もありますが、これは短期的な話かもしれません。

長期的には機器への負担が大きくなりますし、故障時に保証が受けられない可能性もありますよ。

どうしてもスペースが確保できない場合は、卓上型のコンパクトなサーバーを検討するのも一つの方法ですね。

カーテンの近くに置いても問題ない?

カーテンなど燃えやすい素材の近くへの設置は避けましょう。

プレミアムウォーターの説明書にも「静電気により壁・カーテンが黒く汚れる恐れがある」と記載されています。

また、万が一の火災リスクも考えると、カーテンから15cm以上離すことをおすすめしますよ。

冷蔵庫の横に置きたいけど大丈夫?

冷蔵庫もウォーターサーバーも熱を発する家電なので、できれば避けた方が良いでしょう。

どちらも放熱スペースが必要なため、お互いの放熱を妨げ合ってしまいます。

やむを得ず隣接させる場合は、それぞれから15cm以上離して設置してくださいね。

ガス台の近くに置いても大丈夫?

キッチンのガス台やIHコンロの近くへの設置は絶対に避けましょう。

熱を発する調理器具の近くでは、ウォーターサーバーの内部温度が上がりすぎて故障の原因になります。

また、油汚れが付着する可能性もありますから、キッチンに置く場合はガス台から十分に離れた場所を選びましょう。

延長コードを使っても大丈夫?

できれば直接コンセントに差すことをおすすめします。

延長コードを使うと、万が一水漏れが起きたときに漏電・感電のリスクが高まるんですよ。

どうしても延長コードが必要な場合は、防水タイプで容量に余裕のあるものを選び、コードが水に濡れないよう配慮してくださいね。

ウォーターサーバーの最適な設置場所はどこ?

放熱スペースの確保とあわせて、どこに設置するかも重要なポイントです。

家族構成やライフスタイルに合わせた最適な場所を見つけましょう。

キッチンに設置するメリットと注意点

キッチンは料理や飲み物作りに便利な場所ですね。

コーヒーやお茶を入れる際にカップがすぐ近くにありますし、料理で使うお湯も手軽に用意できます。

赤ちゃんのミルク作りにも最適な場所ですよ。

ただし、キッチンは冷蔵庫や電子レンジなど熱を発する家電が多い場所。

それぞれの放熱スペースを確保しながら設置する必要があるため、スペースが狭くなりがちです。

ガス台や油汚れからも離す必要があるため、設置場所には注意しましょう。

リビングに設置するメリットと注意点

家族が長い時間を過ごすリビングは、水分補給がしやすい場所です。

テレビを見ながら、読書をしながら、いつでも手軽に水を飲めるのは大きなメリットですね。

デザイン性の高いサーバーならインテリアとしても活用できますよ。

ただし、床置き型のサーバーは高さがあるため、リビングが狭いと圧迫感を感じることもあります。

その場合は卓上型を検討するのも良いでしょう。

寝室に設置するメリットと注意点

就寝前と起床時の水分補給を習慣にしている方には、寝室への設置もおすすめです。

寝る前にコップ一杯の水を飲むと寝つきが良くなりますし、朝起きてすぐに水分補給できるのは健康的ですよね。

ただし、静かな寝室ではコンプレッサーの音が気になることがあります。

枕元ではなく、ベッドから少し離れた場所に設置することで音の問題を軽減できますよ。

設置スペースが狭い場合の対策方法

「推奨距離を確保できるスペースがない…」という方もいらっしゃいますよね。

そんなときの解決策をいくつかご紹介します。

卓上型ウォーターサーバーを選ぶ

床置き型のスペースが確保できない場合は、卓上型を検討しましょう。

フレシャスのdewo miniやアクアクララのアクアスリムSなど、高さが50cm前後のコンパクトなモデルがあります。

キッチンカウンターやテーブルの上に置けるので、床のスペースを有効活用できますよ。

スリムタイプのサーバーを選ぶ

最近は幅が25~30cm程度のスリムなウォーターサーバーも増えています。

コスモウォーターのsmartプラスやフレシャスのSlat+cafeなど、A4サイズ程度の設置面積で済むモデルもあるんですよ。

奥行きは35~45cm程度必要ですが、横幅が狭いので狭小スペースにも設置しやすいですね。

配置を工夫する

部屋のコーナー部分を活用すると、意外とスペースを確保できることがあります。

また、動線を考えて家具の配置を見直すことで、新たな設置スペースが見つかるかもしれませんよ。

安全で快適にウォーターサーバーを使うための最終チェックポイント

設置前に、以下のポイントをもう一度確認しておきましょう。

床が平らで安定しているか

ウォーターサーバーは水を含めると30kg以上になります。

傾いた床や不安定な場所に置くと、転倒や水漏れの危険性がありますよ。

畳の上など柔らかい床には設置を避け、フローリングなどしっかりした床に置きましょう。

直射日光が当たらないか

窓際など直射日光が当たる場所は避けてください。

日光によって水温が上がると水質が悪化しやすくなりますし、機器の劣化も早まります。

湿度が高すぎないか

洗面所やお風呂場の近くなど、湿度の高い場所も避けましょう。

高温多湿な環境は水質悪化や機器の故障につながりますよ。

コンセントは近くにあるか

延長コードをできるだけ使わずに済むよう、コンセントが近くにある場所を選びましょう。

電源プラグはサーバーの背面下部についていることが多いため、壁のコンセントまでの距離も考慮してくださいね。

まとめ:ウォーターサーバーは壁から10~15cm離して設置しましょう

ウォーターサーバーを安全で快適に使い続けるためには、適切な放熱スペースの確保が欠かせません。

壁から10~15cmの距離を保つことで、機器の故障を防ぎ、電気代の節約にもつながりますよ。

「少しくらい近くても大丈夫」と思わずに、メーカー推奨の距離をしっかり守ることが大切なんですね。

スペースが確保できない場合は、卓上型やスリムタイプのサーバーを選ぶという選択肢もあります。

これからウォーターサーバーを設置する方も、すでに使っている方も、ぜひ今一度設置場所を見直してみてくださいね。

適切な距離を保つことで、ウォーターサーバーは長く快適に使い続けることができますよ。

家族みんなが安心しておいしい水を楽しめる環境を、しっかり整えていきましょう。