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ペットにあげていい水とダメな水を徹底解説!犬猫の健康を守る正しい水の選び方【アップしない】
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ペットの健康は水選びから始まります
愛犬や愛猫の健康管理において、毎日摂取する水の選び方は極めて重要です。
犬や猫の体重の約70%は水分で構成されており、適切な水分補給は生命維持に欠かせません。
しかし、人間にとって安全な水でも、ペットには適さない場合があることをご存知でしょうか。
間違った水を与え続けることで、尿路結石や消化器系のトラブルを引き起こすリスクがあるため、正しい知識を身につけることが大切ですよ。
水道水はペットにとって安全な選択肢です
多くの飼い主さんが疑問に思うのが「水道水をそのままあげても大丈夫?」という点でしょう。
結論から申し上げると、日本の水道水は犬猫にとって非常に安全で理想的な飲み水なんです。
水道水が安全な理由
日本の水道水は世界最高レベルの安全基準をクリアしており、51項目もの厳格な水質検査が定期的に実施されています。
残留塩素濃度は1.0mg/L以下に厳しく管理されており、これはWHOが定める安全基準の5分の1という低い数値です。
この程度の塩素濃度であれば、犬猫の健康に悪影響を与えることはありません。
むしろ、塩素による継続的な殺菌効果により、食中毒の原因となる細菌の繁殖を防いでくれるメリットがあります。
軟水である日本の水道水の利点
日本の水道水の多くは硬度60mg/L以下の軟水に分類されます。
軟水はカルシウムやマグネシウムの含有量が少なく、ペットの腎臓や泌尿器系への負担が軽減されるため、長期間摂取しても安心です。
ただし、関東地方の一部や九州地方、沖縄県では比較的硬度の高い地域もあるため、心配な方はお住まいの自治体の水道局に硬度を確認してみましょう。
ミネラルウォーターを選ぶ際の重要なポイント
「より良い水を与えたい」という愛情から、ミネラルウォーターを検討される飼い主さんも多いでしょう。
しかし、すべてのミネラルウォーターがペットに適しているわけではありません。
軟水のミネラルウォーターなら問題なし
ペットにミネラルウォーターを与える場合は、必ず硬度60mg/L以下の軟水を選んでください。
国産のミネラルウォーターの多くは軟水ですが、海外産のものには硬水が多く含まれているため注意が必要です。
商品ラベルの成分表示で硬度を確認し、「軟水」と明記されているものや、ペット専用として販売されている商品を選ぶと安心ですよ。
硬水がペットに与えるリスク
硬度120mg/L以上の硬水を継続的に摂取させると、以下のようなリスクが高まります。
尿路結石症の発症リスクが増加し、特にカルシウムとマグネシウムの過剰摂取が結石形成の原因となります。
また、消化器系への負担により、下痢や嘔吐などの症状が現れる場合もあります。
腎臓への負担も大きく、特に高齢のペットや腎機能に問題のあるペットには深刻な影響を与える可能性があるため、絶対に避けましょう。
絶対に避けるべき危険な水の種類
ペットの健康を守るために、以下の水は絶対に与えないでください。
自然界の未処理水
井戸水や湧水
一見清潔に見える井戸水や湧水でも、細菌や寄生虫、有害物質が含まれている可能性があります。
特に大腸菌やサルモネラ菌などの病原菌による食中毒リスクが高く、下痢、嘔吐、発熱などの深刻な症状を引き起こす恐れがあります。
川の水や池の水
散歩中に川や池の水を飲ませることは絶対に避けてください。
農薬や工業廃水による汚染、寄生虫の感染リスクが非常に高く、命に関わる深刻な健康被害を招く可能性があります。
添加物入りの水や飲料
フレーバーウォーター
果汁や香料が添加された水は、ペットにとって有害な成分が含まれている場合があります。
人工甘味料のキシリトールは犬にとって猛毒であり、摂取すると急激な血糖値低下を起こし、最悪の場合死に至ることもあります。
炭酸水
無味の炭酸水であっても、ペットには推奨されません。
炭酸ガスが胃腸を刺激し、膨満感や消化不良を引き起こす可能性があります。
アルカリイオン水や機能水
アルカリイオン水や電解水などの機能水は、ペットの胃腸のpHバランスを崩す恐れがあります。
犬猫の胃は弱酸性が正常な状態であり、アルカリ性の水を摂取することで消化機能に悪影響を与える可能性があるため避けましょう。
ペットが水を飲まない時の対処法
愛犬や愛猫が急に水を飲まなくなった場合、以下の方法を試してみてください。
水の温度を調整する
冷たすぎる水や熱すぎる水は、ペットが嫌がる原因となります。
室温程度のぬるま湯(20~25℃)に調整することで、飲みやすくなる場合があります。
特に高齢のペットや体調不良の際は、やや温かめの水の方が好まれる傾向にありますよ。
水道水のカルキ臭を除去する
塩素の匂いに敏感なペットの場合、水道水を一度沸騰させて冷ました水を与えてみましょう。
10分程度沸騰させることで塩素が除去され、匂いが気にならなくなります。
ただし、塩素を除去した水は保存が利かないため、冷蔵庫で保管し24時間以内に使い切ってください。
水分補給の工夫
ウェットフードを活用したり、ドライフードをぬるま湯でふやかしたりすることで、食事と一緒に水分補給ができます。
無添加のだし汁(魚や鶏肉のゆで汁を薄めたもの)で風味をつけることも効果的ですが、塩分は絶対に加えないでください。
症状別の緊急対応ガイド
以下の症状が見られた場合は、水に関連した健康問題の可能性があります。
尿路結石が疑われる症状
頻尿、血尿、排尿時の鳴き声、普段と違う場所での排尿などの症状が見られた場合は、すぐに動物病院を受診してください。
尿路結石は放置すると尿路閉塞を起こし、命に関わる緊急事態となる可能性があります。
特にオス猫は尿道が細いため、症状が悪化しやすいので要注意です。
消化器系のトラブル
下痢、嘔吐、食欲不振などの症状が続く場合は、水質に問題があった可能性があります。
24時間以上症状が続く場合や、ぐったりして元気がない場合は、迷わず獣医師に相談しましょう。
脱水症状を防ぐため、少量ずつでも水分摂取を促してください。
年齢別・健康状態別の水選びのポイント
ペットの年齢や健康状態に応じて、最適な水選びのポイントがあります。
子犬・子猫の場合
成長期の子犬・子猫は代謝が活発で水分需要が高いため、常に新鮮な軟水を用意してあげましょう。
離乳食期には、ぬるま湯でフードをふやかして与えることで、水分補給と栄養摂取を同時に行えます。
高齢ペットの場合
腎機能が低下しがちな高齢ペットには、特に軟水の重要性が高まります。
水を飲む量が減る傾向にあるため、複数の場所に水入れを設置したり、食事に水分を加えたりする工夫が必要です。
持病があるペットの場合
腎臓病や心疾患のあるペットは、獣医師の指導のもとで水の種類や量を調整する必要があります。
処方食と合わせて、適切な水分管理を行うことが治療の一環となりますよ。
よくある質問とその回答
ウォーターサーバーの水はペットに適していますか?
多くのウォーターサーバーで提供される水は軟水であり、ペットにも適しています。
ただし、温水機能がある場合は火傷に注意し、冷水は室温に戻してから与えることをおすすめします。
定期的なメンテナンスが行われているウォーターサーバーなら、衛生面でも安心ですね。
浄水器を通した水は大丈夫ですか?
浄水器で塩素を除去した水は、ペットにとってより飲みやすい水となります。
ただし、浄水後は保存が利かないため、こまめに交換し清潔を保つことが重要です。
浄水器のフィルターも定期的に交換し、適切にメンテナンスを行いましょう。
1日にどれくらいの水を飲ませればいいですか?
一般的に、犬は体重1kgあたり50~100ml、猫は体重1kgあたり40~60mlが目安とされています。
ただし、運動量や気温、食事内容により必要量は変動するため、普段の飲水量を把握しておくことが大切です。
急激な飲水量の変化は病気のサインの可能性もあるため、日頃から観察しておきましょう。
まとめ:愛するペットのために正しい水選びを
ペットの健康を守るための水選びは、決して難しいものではありません。
基本的には日本の水道水が最も安全で経済的な選択肢であり、特別な理由がない限り水道水で十分です。
ミネラルウォーターを選ぶ際は必ず軟水を選び、硬水や添加物入りの水は絶対に避けてください。
何より大切なのは、日頃からペットの飲水量や体調の変化を観察し、異常があればすぐに獣医師に相談することですよ。
愛犬や愛猫が健康で長生きできるよう、今日から正しい水選びを実践していきましょう。
清潔で新鮮な水を常に用意し、ペットが快適に水分補給できる環境を整えることが、飼い主としての大切な責任なのです。
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