

赤ちゃんに白湯はいつから?作り方・温度・量の正解と「与え過ぎNG」の安全ガイド
結論:白湯は必須ではありません。与えるなら離乳開始後に少量から
赤ちゃんの白湯は昔ながらの習慣として知られますが、現在は新生児期に必須ではありません。
生後6カ月までは母乳やミルクだけで十分に水分を賄えるため、原則として水を別に与える必要はないと考えましょう。
与えるなら離乳食が始まる時期を目安に、様子を見ながら少量から練習するのが安心です。
いつから・どれくらい与える?目安とタイミング
離乳開始(目安5〜6カ月)から。まずは“数口”で十分
最初はスプーン数口から始め、慣れてきたら10〜30ml程度を目安にしましょう。
入浴後や外出後、離乳食と一緒の場面に“のどを潤す”感覚で少量ずつがおすすめです。
嫌がる場合は無理に与えなくて大丈夫。飲ませることでミルクの摂取量が減りそうなら、優先順位はミルクに置いておきましょう。
作り方:安全な白湯は“沸騰の継続”と“人肌まで冷ます”がコツ
フタを開けて沸騰を5〜10分以上。気化を逃がす
やかんや鍋で勢いよく沸騰させ、フタを外したまま5〜10分以上続けます。
短時間で止めると、においや一部成分が残りやすいので“時間を測る”習慣をつけると安心です。
電気ポットの場合は、再沸騰機能を複数回使い、実質の沸騰継続時間を確保しましょう。
35〜37℃の“人肌”まで自然に冷ます。氷や水で割らない
赤ちゃんがやけどしないよう、人肌のぬるさを目安に。
急冷のために氷や未煮沸の水を足すのは避け、清潔な容器で自然に温度を下げてください。
保存は冷蔵で短期。できるだけその日中に
煮沸で塩素が抜けた水は保存性が落ちます。
清潔なボトルに入れて冷蔵し、できるだけその日中に使い切る前提で運用しましょう。
粉ミルクの“70℃以上調乳”とは別ルールです
白湯=飲用の湯冷まし。粉ミルク=70℃以上で溶かす
白湯は“一度しっかり沸かして冷ました飲み物”ですが、粉ミルクは“70℃以上のお湯で溶かす”という安全基準があります。
粉ミルクは粉自体が無菌ではないため、作り分けが必要です。
溶かした後に冷ますときは、流しの流水や湯冷ましの併用で授乳適温に調整しましょう。
与え過ぎはNG:水中毒と栄養希釈のリスク
低ナトリウム血症(水中毒)に注意。特に6カ月未満は与えない
短時間に水だけを多量に与えると、体内の電解質バランスが崩れ、低ナトリウム血症を起こすおそれがあります。
とくに6カ月未満は母乳・ミルクで十分なので、水や白湯を飲ませる必要はありません。
離乳開始後も“少量をこまめに”が基本です。
ミルクの飲みが落ちると栄養不足に。優先順位はミルク
白湯を先に与えすぎると満腹になり、ミルクの飲みが落ちることがあります。
スケジュールに迷う日は、食事やミルクの後に少量の白湯を添える形が無難です。
水の種類:水道水・ミネラルウォーター・ウォーターサーバー
基本は日本の水道水でOK。作る前に“しっかり煮沸”
日本の水道水は厳しい基準で管理されています。
白湯にする際は、前述のとおりフタを外して沸騰継続を守り、人肌まで冷まして使いましょう。
ミネラルウォーターは“軟水”を選ぶ。硬水は避ける
ミネラル分が少ない軟水が赤ちゃん向きです。
銘柄を使う場合は硬度表示を確認し、硬度の高い水は避けましょう。
ウォーターサーバーは衛生管理を徹底。注ぎ口の清潔を保つ
サーバーの温水と冷水を混ぜて人肌に調整できるのは便利です。
一方、注水口や受け皿は雑菌が繁殖しやすい場所なので、こまめな清掃と定期メンテナンスを心がけましょう。
よくある質問(FAQ)
Q: 新生児に白湯は必要ですか?
必要ありません。
生後6カ月未満は母乳やミルクで十分です。
Q: いつから与えてもいいですか?どのくらいの量ですか?
離乳開始(目安5〜6カ月)以降に、まずはスプーン数口から。
慣れてきたら10〜30ml程度を目安に、飲み過ぎにならないよう様子を見ながら増やしましょう。
Q: 作り方のコツは?
フタを外して5〜10分以上の沸騰継続、人肌(35〜37℃)まで自然に冷ます、の2点です。
氷や未煮沸の水で割らないようにしましょう。
Q: どのくらい保存できますか?
清潔な容器で冷蔵し、できるだけその日中に使い切るのがおすすめです。
長期保存は避けましょう。
Q: 麦茶はあげてもいい?
ノンカフェインの麦茶なら、離乳開始後に薄めて少量から。
イオン飲料や甘味飲料を“水代わり”に常用するのはおすすめしません。
Q: 粉ミルクの水は白湯で良いですか?
粉ミルクは“70℃以上”のお湯で溶かす別ルールです。
白湯(人肌に冷ました飲用湯)とは目的が異なるので、調乳手順を守りましょう。
まとめ
白湯は“必須ではない”けれど、離乳開始後の少量運用なら役立ちます。
ポイントは、短時間で止めずにしっかり沸騰を続けること、人肌まで自然に冷ますこと、そして早めに使い切ること。
粉ミルクの“70℃以上調乳”とは別ルールである点も、今日ぜひ覚えておきましょう。
迷ったら「まずはミルク優先、白湯は数口」。
この合言葉で、安全と手間のバランスをとっていきましょう。