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シリカ(ケイ素)成分をやさしく解説!表示の読み方・安全性・天然水での取り入れ方

シリカ(ケイ素)とは?水とからだの中での“正体”

シリカはケイ素を含む成分の総称で、狭義には二酸化ケイ素(SiO2)を指します。

水の中では主に「オルトケイ酸(H4SiO4)」という溶けた形で存在し、天然水のミネラルの一部として私たちが日常的に摂取しています。

からだの中では、骨や血管、皮膚、毛髪、爪などの結合組織に広く分布し、コラーゲンなどの構造づくりに関わると考えられています。

一方で、ヒトにおける必要量(推奨量)は国際的にも定まっておらず、平均的な食事からは概ね20〜50mg/日程度を摂っているとされています。

“効能”の前に知っておきたいこと:研究で示唆、断定はしない

シリカは、骨形成やコラーゲンに関与する可能性が基礎・観察研究で示唆されています。

例えば、培養細胞や観察研究ではコラーゲン生成や骨の代謝に関連する報告がありますが、ヒトでの長期・大規模な因果を示すエビデンスはまだ限定的です。

そのため、「飲めば◯◯が治る」などの断定は避け、あくまで“からだづくりに関与するミネラルの一つ”という理解で取り入れるのが安心です。

行政機関も、美容・健康効果の誇大表示に注意を促しているため、広告表現は冷静に見極めましょう。

含有量と表示を読み解く:mg/L、SiとSiO2の違い

ボトルやウェブの成分表にある「シリカ◯mg/L」は、多くが「SiO2(シリカ)換算」で表記されています。

一方で「ケイ素(Si)」として表す場合もあり、同じ数値でも意味が異なるため、単位と表記の根拠を確認することが大切です。

SiとSiO2には分子量の違いがあり、Si→SiO2はおおむね×2.139で換算されます。

天然水のシリカ含有量は採水地で差があり、一般的な水では数mg/L〜数十mg/Lの範囲に収まることが多い一方、火山性地質などでは相対的に高めのケースもあります。

“高含有”をうたう商品でも、まずは表示単位(SiかSiO2か)を確かめ、比較の土台を揃えることが失敗しないコツです。

安全性と摂取の考え方:通常飲用では過度に心配しない

ふだん口にする飲料水中のシリカ濃度は、健康影響の面で通常問題にならないレベルで管理されています。

また、食品添加物として用いられる二酸化ケイ素(E551)や、サプリ由来のシリカについても、安全域の評価が行われてきました。

とはいえ、ヒトの「推奨量」は未設定であり、上限(耐容上限量)も栄養素としての統一基準は定まっていません。

腎機能に不安がある人、ミネラルサプリを多用している人、妊娠・授乳中の人や子どもは、量や摂り方を慎重にし、医療専門職の助言を優先しましょう。

なお、粉じんとして吸い込む「結晶性シリカ」の職業曝露は肺の病気の原因になりますが、飲料水中の“溶けたシリカ”とは別問題です。

天然水で上手に取り入れる:選び方と飲み方

含有量は“比較のため”の指標にする

まずは成分表の表記(SiかSiO2か)を確認し、mg/Lの基準をそろえてから比較します。

味の好みや毎日の飲みやすさ、配送や保管のしやすさも同じくらい大切です。

硬度が高いと味が重くなることがあるため、飲みやすい軟水寄りから試すのも手です。

続けられる量とシーンを決める

“どれだけ飲めばいいか”は人それぞれです。

朝の一杯、在宅時の常用、運動後など、自分の生活に無理なく組み込めるタイミングを決めると続けやすくなります。

夏場は衛生面にも注意し、開栓後は早めに飲み切りましょう。

ウォーターサーバー活用のポイント

採水地によってシリカ量が異なるブランドでは、提供エリアで届く水源を事前に確認します。

“高含有”だけにこだわらず、電気代・ボトル扱い・設置動線など総合バランスで選ぶのが結果的に満足度を高めます。

よくある質問

Q: シリカは本当に効果があるの?

A: 骨やコラーゲンへの関与が研究で示唆されていますが、病気の改善などの効能を断定できる段階ではありません。

“からだの土台づくりに関わるミネラルの一つ”として、日々の水分補給の中で無理なく取り入れるのが現実的です。

Q: どれくらい飲めばいい?

A: 個人差が大きく、推奨量は設定されていません。

まずは普段の水分補給を置き換える程度から始め、体調と相談しながら続けましょう。

Q: 妊娠中や子どもでも大丈夫?

A: 通常飲用で問題は報告されていませんが、敏感な時期や成長期は「飲み過ぎない」「複数のサプリを重ねない」を基本に、医師・管理栄養士の助言を優先してください。

Q: 腎機能に不安がある場合は?

A: ミネラル負荷全体の管理が重要です。

水やサプリの選択は主治医に必ず相談してください。

Q: 「Si」と「SiO2」の表記は何が違う?

A: Siは元素のケイ素量、SiO2は二酸化ケイ素としての量です。

換算係数が異なるため、同じ“◯mg/L”でも意味が変わります。

比較時は必ず同じ表記基準でそろえましょう。

Q: シリカが多い水は硬水ですか?

A: シリカ量と硬度(カルシウム・マグネシウム由来)は別物です。

両者が同時に高い水もありますが、シリカが高くても軟水のこともあります。

味の好みも含め、総合的に選ぶのがおすすめです。

まとめ

シリカは“水に溶けたオルトケイ酸”として日常的に口にする身近なミネラルで、骨やコラーゲンなどへの関与が研究で示唆されています。

一方で、効能の断定は禁物であり、表示単位(Si/SiO2)や含有量の読み方、安全性の考え方を理解して“賢く”選ぶことが大切です。

まずは飲みやすい天然水から無理なく置き換え、続けられる量とシーンで取り入れていきましょう。

シリカは「魔法の成分」ではなく、毎日の水分補給を少し整えるための“知識と選び方”が価値になります。