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ペットボトルの水は赤ちゃんにそのまま与えて大丈夫?硬度・保存・衛生管理の完全ガイド

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赤ちゃんにペットボトルの水はそのまま飲ませていいの?

赤ちゃんへの水分補給について悩んでいませんか。

外出先や自宅で、ペットボトルの水をそのまま赤ちゃんに飲ませていいのか不安になりますよね。

結論から言いますと、硬度100mg/L以下の軟水であれば、赤ちゃんにペットボトルの水をそのまま飲ませても大丈夫です。

ただし、いくつか注意すべきポイントがありますので、この記事で詳しく解説していきますよ。

赤ちゃんの健康を守るために、正しい水の選び方と与え方を知っておきましょう。

赤ちゃんにペットボトルの水を与える時の基本ルール

硬度100mg/L以下の軟水を選ぶことが大切です

赤ちゃんの内臓はまだ未発達な状態です。

特に腎臓の機能が十分に発達していないため、ミネラル分の多い硬水を飲むと負担がかかってしまいます。

WHO(世界保健機関)の基準では、硬度120mg/L未満が軟水、120mg/L以上が硬水と定義されていますが、赤ちゃんには硬度100mg/L以下の軟水を選ぶのが安心ですよ。

硬度とは、水に含まれるカルシウムとマグネシウムの量を表す数値のことです。

この数値が高いほどミネラルが豊富ですが、赤ちゃんの体では処理しきれないため、体調を崩す原因になることもあります。

煮沸なしでそのまま飲める理由

市販されているペットボトルの水は、製造過程で加熱殺菌や無菌充填がしっかりと行われています。

そのため、未開封の状態であれば煮沸せずにそのまま飲ませても問題ありません。

ただし、水道水を使う場合は必ず10分以上沸騰させてカルキを飛ばしてから使用しましょう。

日本の水道水は世界的に見ても安全性が高いのですが、消毒のための塩素(カルキ)が含まれていますので、赤ちゃんには一度沸騰させたものを与える方が安心ですよ。

市販ペットボトル水の硬度を比較してみましょう

赤ちゃんに適した軟水の商品

コンビニやスーパーで手に入りやすい主なペットボトル水の硬度を見ていきましょう。

いろはすは硬度が約40〜100mg/Lで、赤ちゃんでも飲める軟水として人気があります。

製造過程で加熱殺菌と無菌充填が徹底されているため、煮沸せずにそのまま飲ませることができますよ。

サントリー天然水も硬度が産地によって異なりますが、南アルプスは約30mg/L、阿蘇は約80mg/L、奥大山は約20mg/Lと、すべて軟水の範囲内です。

ミルクを作る際にも煮沸せずに使用できると公式サイトでも案内されています。

クリスタルガイザーは硬度38mg/Lで、軟水の中でも特に硬度が低めです。

ボルヴィックは硬度60mg/Lで、ヨーロッパのミネラルウォーターの中では珍しく軟水に分類されます。

赤ちゃんに避けたい硬水の商品

エビアンは硬度304mg/Lと高めで、赤ちゃんには適していません。

コントレックスは硬度1468mg/Lと非常に高く、大人の健康目的で飲まれることが多い硬水です。

こうした硬水は赤ちゃんの腎臓に大きな負担をかけてしまうため、絶対に避けるようにしましょう。

ママ自身がミネラル補給のために硬水を飲んでいる場合でも、赤ちゃんには別の軟水を用意してあげることが大切ですよ。

赤ちゃんに水を飲ませられるのはいつからですか?

生後5〜6ヶ月頃から少しずつ始めましょう

赤ちゃんに水を与え始める時期は、一般的に生後5〜6ヶ月頃からとされています。

この時期は離乳食が始まる頃でもあり、少しずつ母乳やミルク以外の水分を受け入れられるようになってきます。

それまでの期間は、母乳やミルクだけで必要な水分と栄養を十分に摂取できているため、無理に水を与える必要はありませんよ。

ただし、お風呂上がりや夏場など汗を多くかいた時には、スプーン1杯程度から少しずつ水分補給をしてあげるとよいでしょう。

離乳食開始後は水分補給の機会が増えます

離乳食が進むにつれて、赤ちゃんの胃腸も徐々に発達していきます。

生後6ヶ月を過ぎると、様々な食材に触れることで免疫力もついてきますので、水を飲む量も自然と増えていきますよ。

最初は果汁や麦茶ではなく、無味の水から始めることで、味覚の発達やアレルギーのリスクを抑えることができます。

赤ちゃんの様子を見ながら、少しずつ水分補給の習慣をつけていきましょう。

水道水で湯冷ましを作る方法

正しい湯冷ましの作り方を知っておきましょう

自宅で水道水を使って湯冷ましを作る場合の手順をご紹介します。

まず、やかんに水道水を入れて強火にかけます。

沸騰したらふたを開けて、10分以上しっかりと沸騰させ続けることが重要です。

ふたをしたままだと、カルキ(塩素)やトリハロメタンなどの成分が十分に飛ばないため、必ずふたを開けて煮沸しましょう。

10分以上沸騰させたら火を止めて、人肌(35〜37℃程度)まで冷まします。

この温度になったら赤ちゃんに飲ませることができますよ。

調乳には70℃以上のお湯を使いましょう

粉ミルクを溶かす際には、70℃以上のお湯を使用することが推奨されています。

これは粉ミルクに含まれる可能性があるサカザキ菌やサルモネラ菌を殺菌するためです。

70℃以上のお湯で調乳した後、人肌程度まで冷ますために湯冷ましを使って温度調整をするとよいでしょう。

氷を直接ミルクに入れて冷ますのは、雑菌が混入する可能性があるため避けてくださいね。

ペットボトルの水の保存方法と衛生管理

開封後はその日のうちに使い切ることが基本です

ペットボトルの水は開封すると、徐々に空気中の雑菌が混入していきます。

特に口を直接つけて飲んだ場合、口内の食べかすや雑菌がペットボトル内に逆流し、品質が急速に悪化します。

赤ちゃんに飲ませる場合は、必ずコップやマグに取り分けてから与えるようにしましょう。

開封後のペットボトルの水は、冷蔵庫に保管したとしても翌日には飲まない方が安全ですよ。

湯冷ましの保存期間にも注意が必要です

湯冷ましは煮沸によってカルキなどの殺菌成分を取り除いた状態なので、逆に雑菌が繁殖しやすくなっています。

常温で保存する場合は1日以内、冷蔵庫に入れた場合でも2〜3日以内に使い切るようにしましょう。

東京都水道局によると、殺菌成分が入っている水道水であれば常温で3日程度、冷蔵庫で10日程度保存できるとされていますが、湯冷ましの場合はもっと短い期間で使い切る必要がありますよ。

できるだけその日のうちに使い切ることを心がけましょう。

外出時の衛生管理のポイント

外出時にペットボトルの水を持ち歩く場合は、クーラーボックスと保冷剤を活用するとよいでしょう。

特に夏場は車内の温度が高くなりやすく、水の品質が劣化しやすいため注意が必要です。

飲み残した水をそのまま放置せず、適切に温度管理することで、赤ちゃんに安全な水を与えることができますよ。

マグやコップも忘れずに持参して、直飲みを避けるようにしましょう。

赤ちゃんにおすすめの水の種類

純水(RO水)は安全性が高くおすすめです

純水とは、水に含まれている不純物を特殊なフィルターで除去した水のことです。

RO水とも呼ばれ、ミネラルなどもほとんど含まないように処理されています。

赤ちゃんの胃腸に負担をかけることがないため、調乳や水分補給に最も安心して使える水と言えるでしょう。

ウォーターサーバーで提供されるRO水は、赤ちゃんのいる家庭に特に人気がありますよ。

軟水のミネラルウォーターも選択肢になります

硬度100mg/L以下の軟水であれば、市販のミネラルウォーターも赤ちゃんに飲ませることができます。

いろはすやサントリー天然水などは、加熱殺菌済みで煮沸の必要がないため、外出時にも便利です。

ただし、商品によって硬度が異なるため、必ずラベルで硬度を確認してから購入するようにしましょう。

赤ちゃん用として販売されているペットボトルの水も、ドラッグストアや薬局で手に入りますよ。

ウォーターサーバーの導入も検討してみましょう

毎日の水分補給やミルク作り、離乳食の調理に水を使う機会が多い場合は、ウォーターサーバーの導入も便利です。

特に浄水型のウォーターサーバーは、月額定額制で使い放題のため、気兼ねなく水を使えるのが魅力ですよ。

冷水と温水がすぐに使えるため、調乳時の温度調整も簡単にできます。

ペットボトルをいちいち買いに行く手間も省けて、育児中の負担を軽減できるでしょう。

よくある質問と回答

ペットボトルの水は煮沸する必要がありますか?

未開封の市販ペットボトル水は、製造過程で加熱殺菌されているため煮沸の必要はありません。

ただし、開封後は雑菌が混入する可能性があるため、早めに使い切ることが大切です。

水道水を使う場合は、必ず10分以上沸騰させてから使用しましょう。

硬水を間違えて飲ませてしまった場合はどうすればいいですか?

少量であれば過度に心配する必要はありませんが、赤ちゃんの様子をよく観察してください。

下痢や嘔吐などの症状が見られた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

今後は必ず硬度を確認してから購入するようにしてくださいね。

果汁や麦茶ではなく水を与えた方がいいのですか?

離乳食初期の水分補給には、無味の水が最も適しています。

果汁は味覚の発達に影響を与える可能性があり、麦茶はアレルギーのリスクがあるためです。

まずは水から始めて、赤ちゃんの成長に合わせて他の飲み物も取り入れていきましょう。

ミネラルウォーターと純水はどちらがいいですか?

より安全性を重視するなら純水(RO水)がおすすめです。

ただし、硬度100mg/L以下の軟水であれば、ミネラルウォーターでも問題ありませんよ。

ご家庭の状況や入手しやすさに応じて選ぶとよいでしょう。

まとめ:赤ちゃんに安全な水を選びましょう

赤ちゃんにペットボトルの水をそのまま飲ませることは、硬度100mg/L以下の軟水であれば問題ありません。

ただし、硬度の確認や衛生管理には十分注意することが大切ですよ。

市販の水を選ぶ際は、いろはすやサントリー天然水などの軟水を選び、開封後はその日のうちに使い切るようにしましょう。

水道水を使う場合は、必ず10分以上沸騰させてカルキを飛ばしてから冷まして使用してください。

赤ちゃんの内臓はまだ未発達なため、硬水は絶対に避けて、腎臓に負担をかけないように配慮することが重要です。

生後5〜6ヶ月頃から少しずつ水を与え始め、離乳食の進み具合に合わせて水分補給の量を調整していきましょう。

外出時はクーラーボックスや保冷剤を活用して、水の品質を保つ工夫も忘れずに行ってくださいね。

毎日のミルク作りや離乳食、水分補給に安心して使える水を選ぶことで、赤ちゃんの健康を守ることができますよ。

正しい知識を持って、大切な赤ちゃんに安全な水を与えてあげましょう。