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水の種類と違いを徹底解説!軟水・硬水からRO水まで9種類の特徴と選び方

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日常に欠かせない水、実は種類がこんなに違うんです

毎日何気なく飲んでいる水ですが、実は驚くほど多くの種類が存在していることをご存知でしょうか。

コンビニやスーパーの棚に並ぶペットボトルの水、家庭の蛇口から出る水道水、ウォーターサーバーの天然水…見た目は同じように見えても、その成分や特徴は大きく異なります。

水の種類を知ることは、あなたの健康や生活の質を向上させる第一歩になりますよ。

この記事では、水道水からミネラルウォーター、RO水、炭酸水まで、私たちの身近にある水の種類とその違いを詳しく解説していきます。

それぞれの水が持つ特徴を理解すれば、料理に使う水、運動後に飲む水、赤ちゃんのミルクに使う水など、目的に応じて最適な水を選べるようになるでしょう。

水の種類を理解する前に知っておきたい基礎知識

水の種類を詳しく見ていく前に、まず基本的な分類方法を理解しておきましょう。

硬度による分類:軟水と硬水の違いとは

水の硬度とは、水1リットルあたりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量を数値化したものです。

WHO(世界保健機関)の基準では、硬度120mg/L未満を軟水、120mg/L以上を硬水と分類しています。

日本国内では一般的に、硬度100mg/L以下を軟水、101mg/L以上を硬水と呼ぶことが多いですね。

軟水の特徴

軟水は口当たりがまろやかで、クセがなく飲みやすいのが最大の特徴です。

日本の水道水の多くは軟水に分類され、私たち日本人の味覚に馴染み深い水と言えるでしょう。

和食やお茶、炊飯など日本料理との相性が抜群で、素材の風味を引き立ててくれます。

赤ちゃんのミルク作りにも適しており、胃腸への負担が少ないため安心して利用できますよ。

硬水の特徴

硬水はミネラル成分が豊富で、やや重みのある口当たりが特徴的です。

ヨーロッパの天然水に多く見られ、独特の風味があるため好みが分かれることがあります。

カルシウムやマグネシウムを効率的に摂取できるため、ミネラル補給に最適です。

便秘解消効果が期待できる一方、飲みすぎるとお腹がゆるくなることもあるので注意が必要ですね。

pH値による分類:酸性・中性・アルカリ性

水のpH値は、水素イオンの濃度を示す指標で、0から14までの数値で表されます。

pH7が中性で、それより低いと酸性、高いとアルカリ性に分類されるのです。

pH1〜6が酸性、pH7が中性、pH8〜14がアルカリ性となりますが、pH9以上の強アルカリ性の水は胃への刺激が強いため飲用には適していません。

一般的な水道水はpH7前後の中性に近く、飲用としてバランスの取れた水質となっています。

知っておきたい水の種類9選とそれぞれの違い

ここからは、私たちの生活に関わる代表的な水の種類を詳しく見ていきましょう。

水道水:最も身近で安全性の高い水

水道水は、ダムや河川などの地表水を主な水源としています。

浄水場で複数の工程を経てろ過・殺菌され、塩素消毒が義務付けられているため、日本の水道水は世界トップクラスの安全性を誇っているのです。

厚生労働省が定める水質基準は51項目にも及び、厳しく管理されています。

そのまま飲んでも健康上の問題はありませんが、塩素特有の臭いが気になる場合は浄水器の使用がおすすめですよ。

最大のメリットは、蛇口をひねるだけでいつでも使えるコストパフォーマンスの高さでしょう。

天然水(ナチュラルウォーター):自然の恵みそのままの水

天然水とは、特定の水源から採水された地下水を原水とし、最低限の処理のみを施した水のことです。

ろ過、沈殿、加熱殺菌といった化学的処理のみが認められており、人工的なミネラル調整は一切行われていません。

採水地の地層によって含まれるミネラル成分が異なるため、産地ごとに独特の味わいが楽しめるのが魅力です。

自然そのままの風味を大切にしたい方に選ばれていますよ。

ナチュラルミネラルウォーター:ミネラル豊富な天然水

ナチュラルミネラルウォーターは、天然水のうち地層中のミネラルが自然に溶け込んでいるものを指します。

カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラル成分を豊富に含んでいるのが特徴です。

処理方法は天然水と同様で、ろ過と加熱殺菌のみが行われています。

自然の恵みを最も純粋な形で味わえる水と言えるでしょう。

ミネラルウォーター:品質を調整した加工水

ミネラルウォーターは、ナチュラルミネラルウォーターを原水として、ミネラル成分の調整や添加が行われた水です。

天然水との大きな違いは、ろ過・加熱殺菌以外の処理を施すかどうかにあります。

品質を安定させるため、ミネラル分を添加したり、複数の水源の天然水を混合したりすることもあるのです。

味や成分のバランスが整えられているため、飲みやすさを重視する方に適していますよ。

RO水(ピュアウォーター):究極の純水

RO水とは、逆浸透膜(RO膜)という極めて細かいフィルターでろ過した水のことです。

0.0001ミクロンという微細な孔から水分子だけを通すため、細菌、ウイルス、重金属、塩分など、あらゆる不純物が除去されます。

ミネラル成分もほぼ完全に取り除かれるため、純水に近い状態となるのが特徴です。

赤ちゃんのミルク作りや、味にクセがない水を求める方に選ばれています。

製品によっては後からミネラルを添加して味を調整したデザインウォーターとして販売されることもありますよ。

炭酸水:健康志向で人気上昇中の水

炭酸水は、水に二酸化炭素(炭酸ガス)を溶け込ませた水です。

自然に湧き出た天然炭酸水と、人工的に炭酸を圧入した人工炭酸水の2種類があります。

特有のシュワシュワ感が魅力で、飲み物としてだけでなく料理にも活用できるのです。

炭酸水には満腹感を得やすい特徴があるため、ダイエットのサポートとして利用する方も多いでしょう。

疲労回復効果も期待できると言われており、スポーツ後の水分補給にもおすすめですよ。

アルカリイオン水:胃腸の健康をサポートする機能水

アルカリイオン水は、水道水を電気分解してpH9〜10の弱アルカリ性にした水です。

1966年に薬事認可を受け、胃腸症状の改善効果が認められている機能水なのです。

電気分解により生成された水酸化物イオンや水素、カルシウムなどのミネラル成分が含まれています。

1日0.5〜1リットルの継続的な飲用により、健康維持効果が期待できると言われていますよ。

ただし、腎臓疾患のある方やカリウム排泄に障害がある方は、医師に相談してから利用することが大切です。

水素水:抗酸化作用が注目される水

水素水は、水の中に水素分子が豊富に溶け込んでいる水のことです。

体内の活性酸素と結合して無害な水に変える働きがあるとされ、老化防止や疲労回復の効果が研究されています。

アルミパウチ型、アルミ缶型、ペットボトル型など、さまざまな製品タイプが販売されているのです。

特にアルミパウチ型は、水素分子が抜けにくい多層構造フィルムが使われているため、保持力が高いと言われていますよ。

効果については研究段階の部分も多いため、継続利用する場合は専門家に相談することをおすすめします。

海洋深層水:深海から汲み上げるミネラル豊富な水

海洋深層水とは、水深200メートル以深にある海水のことです。

太陽光が届かず水温が低いため、細菌や有害物質が少なく清浄性が高いのが特徴になります。

カルシウム、マグネシウムをはじめ、窒素、リン、ケイ素など多様なミネラル成分を含んでいるのです。

飲料水として利用するには塩分を取り除く脱塩処理が必要ですが、この処理により不純物もしっかり除去されます。

塩素処理が不要で病原菌も少ないため、安全性の高い水として注目されていますよ。

精製水:医療・工業用途に使われる純度の高い水

精製水は、水道水から不純物やミネラルを取り除いた純度の高い水です。

蒸留、イオン交換、逆浸透、限外ろ過などの方法で製造されます。

主に医療機器の洗浄、試薬の調製、コンタクトレンズ用の洗浄液などに使用されているのです。

飲料用ではありませんが、化粧水などの原料としても活用されています。

ミネラル成分が除去されているため味に深みがなく、また細菌が繁殖しやすい性質があるため長期飲用には適していませんよ。

目的別に選ぶ水の種類:あなたに最適な水はどれ?

水の種類がたくさんあることは分かったけれど、結局どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、目的やシーン別におすすめの水の種類をご紹介しましょう。

日常の水分補給には

毎日の水分補給には、飲みやすく続けやすい水を選ぶことが大切です。

軟水やRO水は口当たりがまろやかで、クセがないため毎日飲んでも飽きません。

コストパフォーマンスを重視するなら、浄水器を取り付けた水道水が最もおすすめですよ。

天然水を選ぶ場合は、自分の好みに合った採水地の水を見つけて楽しむのも良いでしょう。

料理やお茶を淹れるときには

和食やご飯を炊くときには、素材の味を引き立てる軟水が最適です。

お茶を淹れる際も、軟水を使うことで茶葉本来の風味や香りを存分に楽しめます。

一方、パスタを茹でたり肉料理を作ったりする場合は、硬水を使うとコシが出たりアクが取れやすくなったりする効果がありますよ。

用途に応じて使い分けることで、料理の幅が広がるでしょう。

赤ちゃんのミルク作りには

赤ちゃんのミルク作りには、ミネラル含有量の少ない軟水やRO水が安心です。

硬水に含まれるマグネシウムは、赤ちゃんの胃腸に負担をかける可能性があります。

水道水を使用する場合は、一度沸騰させて塩素を飛ばしてから使うと良いでしょう。

ウォーターサーバーの水を使う場合は、硬度が低く安全性の高い天然水やRO水を選んでくださいね。

スポーツやダイエットには

運動時の水分補給には、ミネラルを含む水がおすすめです。

発汗によって失われたナトリウムやカリウムを補給するため、硬水やミネラルウォーターが適しています。

激しい運動後には、筋肉の動きをサポートするカルシウムやマグネシウムが豊富な硬水が効果的でしょう。

ダイエット目的なら、炭酸水を食前に飲むことで満腹感が得られ、食べ過ぎを防ぐ効果が期待できますよ。

美容や健康維持には

美容と健康を意識するなら、ミネラル豊富な天然水や海洋深層水がおすすめです。

カルシウムやマグネシウムは、肌や髪の健康維持に役立つミネラルですよ。

アルカリイオン水は胃腸の調子を整える効果が認められているため、消化器系の健康が気になる方に適しています。

水素水は抗酸化作用が期待されており、老化防止に関心がある方に人気ですが、効果には個人差があることを理解しておきましょう。

水の安全性について知っておくべきこと

毎日飲む水だからこそ、安全性は最も気になるポイントですよね。

日本の水道水の安全基準

日本の水道水は、厚生労働省が定める51項目もの厳しい水質基準をクリアしています。

塩素濃度は0.1mg/L以上保持することが義務付けられており、蛇口から出るまでの安全性が確保されているのです。

世界的に見ても日本の水道水の安全性は非常に高く、そのまま飲める国は限られています。

ただし、古い水道管や貯水槽を通過する際に水質が変化する可能性があるため、気になる場合は浄水器の使用を検討しましょう。

ミネラルウォーターの品質管理

市販のミネラルウォーターにも、食品衛生法に基づく品質基準が設けられています。

近年では、有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)などの有害物質に対する監視も強化されているのです。

2025年には消費者庁がPFASを対象とした水質基準を導入する方針を発表し、より厳格な品質管理が進められています。

購入時には、水質検査結果を公開しているメーカーの商品を選ぶとより安心できますよ。

家庭でできる水の安全対策

水道水を使用する場合は、定期的に蛇口周りを清掃し、朝一番の水は少し流してから使うと良いでしょう。

浄水器を設置している場合は、メーカー推奨の交換時期を守ることが重要です。

ペットボトルの水は、開封後は早めに飲み切り、直接口をつけた場合は特に注意が必要ですよ。

ウォーターサーバーを使用している場合は、本体の定期的なメンテナンスとボトル交換時の衛生管理を徹底しましょう。

まとめ:自分に合った水を選んで健康的な生活を

水の種類とその違いについて、詳しく解説してきました。

水道水、天然水、ミネラルウォーター、RO水、炭酸水、アルカリイオン水、水素水、海洋深層水、精製水…それぞれに独自の特徴があり、用途や目的によって最適な選択肢は変わってきます。

硬水と軟水の違い、pH値による分類、ミネラル成分の含有量など、水を選ぶ際の基準を理解することで、あなたのライフスタイルに合った水が見つかるでしょう。

日常の水分補給には軟水やRO水、料理には軟水、スポーツ後にはミネラル豊富な硬水、赤ちゃんには軟水やRO水というように、シーンに応じて使い分けることが大切ですよ。

毎日約1.2リットルの水分補給が推奨されていますから、無理なく続けられる水を選ぶことも重要なポイントです。

安全性についても、日本の水道水は世界トップクラスの品質基準をクリアしていますし、市販のミネラルウォーターも厳しく管理されています。

水質検査結果を公開しているメーカーを選んだり、浄水器を活用したりすることで、さらに安心して水を楽しめるでしょう。

水は私たちの体の約60%を占める、生命維持に欠かせない存在です。

毎日飲むものだからこそ、その種類や特徴を理解し、自分に合った水を選んでくださいね。

この記事が、あなたの水選びの参考になれば幸いです。

健康的で快適な水生活を、今日から始めてみませんか。