一人暮らしにウォーターサーバーは必要？メリット・デメリットと選び方を徹底解説

一人暮らしでもウォーターサーバーを導入する人が増えています。

理由は、いつでも冷水や温水を使える便利さや、ペットボトルの買い出しの負担を減らせることなど、単身世帯ならではのメリットがあるからです。

ここでは、一人暮らしでウォーターサーバーを利用する利点と注意点をまとめました。

ウォーターサーバーには冷却機能と加温機能が備わっており、タンク内の水を4〜12℃の冷水や75〜85℃の温水で保ちます。

冷蔵庫でペットボトルを冷やしたり、やかんでお湯を沸かしたりする必要がないので、コーヒーやカップ麺を作るのも簡単です。

2Lのペットボトルは1本約2kgあり、複数本を持ち帰るのは大変です。ウォーターサーバーなら水ボトルを自宅まで配送してくれるため、重い水を運ぶ負担がありません。

ワンウェイボトルを選べば使い終わったボトルは潰してペットボトルごみと一緒に捨てられるので、ごみ出しの手間も減ります。

ペットボトルの消費が減ることで環境負荷の軽減にもつながります。

サーバーによって天然水、ミネラルウォーター、RO水の3タイプから選べます。天然水はナトリウムやカルシウムなどのミネラルが豊富で自然な味わいが特徴。

不純物やミネラルを除去したRO水は赤ちゃんやミネラルの摂取量を控えたい人に適しています。

ウォーターサーバーの水ボトルは賞味期限が長く、普段から古いボトルから使っていればローリングストックとして備蓄水になります。

電気が使えなくなっても、常温水としてそのまま飲める機種もあり、災害時に心強い存在です。

一般的な床置き型ウォーターサーバーは横幅約30cm、奥行34cm、高さ110cmほどなので、ワンルームや1Kでは場所をとることがあります。

省スペースの卓上型は高さ50〜100cm程度で、キッチンカウンターやテーブルの上にも設置できます。

また、通常のボトルは12L（約12kg）と重いので、足元にボトルをセットする機種や7L・5Lの小容量ボトルを選ぶと負担を軽減できます。

ウォーターサーバーの月間コストは、天然水の場合約4,000円、RO水で約3,000円からが目安とされています。

これには水の料金や電気代が含まれているため、自分が1か月にどのくらい水を飲むかを考えてコストと便利さを比較しましょう。

サーバーのボトル差し込み口や蛇口、背面のホコリは定期的に拭き取り、清潔に保つ必要があります。

内部メンテナンス不要の機種や自動クリーン機能付きのモデルを選べば、手間を減らせます。

一人暮らしで水の消費量が少ない場合は、少量ボトルを採用している会社や、水道直結型の浄水サーバーを検討するのも良いでしょう。

水道直結型ならボトル交換の手間がなく、定額制で使い放題のプランもあります。

水道水の味や臭いが気になる場合は、蛇口取り付け型やポット型の浄水器を使う方法もあります。初期費用が安く、フィルター交換も簡単です。

スーパーやドラッグストアでは無料または低価格で給水できるサービスもあります。外出ついでに水を補充することが苦にならない人にはコスト面で有利です。

ウォーターサーバーは便利ですが、月額費用や設置スペースがネックになる場合があります。

週末にまとめ買いをする人や水の味にこだわりたい人はサーバーが向いていますが、飲む量が少なければ浄水器やペットボトルで十分な場合もあります。

ウォーターサーバーは、いつでも冷水・温水を使える便利さや買い出しの手間の軽減、美味しい水の種類が選べること、災害時の備蓄にもなる点など、一人暮らしにも多くのメリットがあります。

一方で、設置スペースやボトル交換、月額費用などのデメリットもあるため、自分の生活スタイルや予算に合わせて検討しましょう。

卓上型や小容量ボトル、浄水型などの選択肢も上手に活用し、自分に最適な水環境を整えてください。