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ウォーターサーバーの消費電力を実測検証!公式値との差と電気代節約術

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ウォーターサーバーを導入したいけれど、毎月の電気代がどれくらいかかるのか気になっていませんか。

メーカーの公式サイトには「月額500円程度」と書かれていても、実際に使ってみると想像以上に電気代がかかってしまったという声も聞かれます。

公式発表の数値と実際の消費電力には、どれくらいの差があるのでしょうか。

この記事では、ウォーターサーバーの消費電力を実測したデータをもとに、本当の電気代や節約方法を詳しく解説していきますよ。

ウォーターサーバーの消費電力の基本を知ろう

まずはウォーターサーバーの消費電力について、基本的な知識を押さえておきましょう。

冷水と温水で消費電力が大きく異なる

ウォーターサーバーの消費電力は、冷水と温水で大きく異なります。

一般的に、冷水機能の消費電力は80~90W前後、温水機能は350W前後とされていますよ。

温水機能は水を80~90℃まで加熱し、その温度を維持するために常に電力を消費しています。

一方、冷水機能は4~10℃程度に冷却するため、温水ほどの電力は必要ありません。

この2つの機能を合わせると、ウォーターサーバー全体で約430~440Wの消費電力となります。

24時間稼働で電気代が発生する仕組み

ウォーターサーバーは冷蔵庫と同じように、24時間電源を入れたままにしておく必要があります。

電源を切ってしまうと、サーバー内部の衛生状態が保てなくなり、雑菌が繁殖するリスクが高まってしまうからです。

温水は設定温度を下回ると加熱スイッチが入り、上限温度に達すると自動的にオフになります。

このオンオフを1日中繰り返すことで、常に適温を保っているわけですね。

冷水も同様に、設定温度の範囲内で冷却スイッチが作動し続けています。

月額電気代の相場は500円~1,000円程度

ウォーターサーバーの月額電気代は、一般的に500円~1,000円程度が相場とされています。

省エネ機能を搭載した最新機種では月額300円台まで抑えられるものもありますよ。

一方、省エネ機能のない従来型の機種では、月額1,000円~1,500円かかることも珍しくありません。

1kWhあたりの電気料金を27円として計算すると、月間の消費電力量は約18~55kWhとなります。

これは電気ポットとほぼ同程度の電気代ですが、冷水も使えることを考えれば便利さは格段に上ですね。

JDSA基準とは?消費電力測定の統一規格を解説

ウォーターサーバーの消費電力を正しく比較するために、業界統一の測定基準が定められています。

各メーカーバラバラだった測定方法を統一

2018年以前は、各メーカーが独自の方法でウォーターサーバーの消費電力を測定していました。

測定条件が異なるため、メーカー間での電気代比較が難しく、ユーザーにとって分かりにくい状況だったのです。

そこで2018年4月、日本宅配水&サーバー協会(JDSA)が統一的な測定基準を制定しました。

これが「JDSA消費電力測定基準(1804)」と呼ばれるもので、現在の業界標準となっていますよ。

この基準により、異なるメーカーの機種でも公平に電気代を比較できるようになったわけです。

JDSA基準の具体的な測定条件

JDSA基準では、実際の家庭での使用状況を想定した測定条件が定められています。

測定時間は24時間で、電源を入れてから2時間以上経過後、温水と冷水の温度が安定してから計測を開始します。

出水量は温水200mlを3回、冷水200mlを3回、合計1,200mlを1時間おきに給水する設定です。

温度切替可能な機種では弱モードで測定し、スリープ機能などの加熱停止機能は6時間作動させます。

1kWhあたりの電気料金は27円で計算し、1日の電気代を30倍することで月額電気代を算出しますよ。

JDSA基準登録機種なら信頼性が高い

JDSAでは、基準に基づいて測定された機種を登録し、一覧として公開しています。

登録された機種は正しい方法で測定されたことが保証されているため、消費電力の信頼性が高いと言えるでしょう。

メーカーは自社測定または第三者機関による測定結果をJDSAに申請し、審査を経て登録されます。

不正表示を防止する仕組みとして機能しているため、ユーザーは安心して機種選びができますね。

ウォーターサーバーを選ぶ際は、JDSA基準で測定された登録機種かどうかを確認することをおすすめします。

実測データで見る!ウォーターサーバーの本当の消費電力

ここからは、実際に測定されたウォーターサーバーの消費電力データを見ていきましょう。

省エネ機種の実測データ

エブリィフレシャス「トール」は、エコモードとSLEEP機能を使用した場合、1日あたり17.28円、月額換算で518.4円という実測結果が出ています。

フレシャス「デュオ」では、省エネ機能をフル活用することで月額330円まで抑えられることが確認されていますよ。

コスモウォーター「スマートプラスnext」は、エコモード使用時に月額256円という驚異的な低電気代を実現しました。

ウォータースタンド「アイコン」も、弱温水とスリープモード設定で月額453.6円と優秀な結果です。

これらの機種は省エネ設計が徹底されており、電気代を大幅に削減できることが実測で証明されています。

従来型機種の実測データ

一方、省エネ機能のない従来型のウォーターサーバーの実測データも見てみましょう。

クリクラサーバー(従来型)では、1日あたり39.8円、月額換算で1,194円という結果が出ています。

省エネ機能を使用しない通常運転のエブリィフレシャス「ミニ」では、月額955.8円でした。

ハミングウォーター「フローズ」も、エコモード未使用時は月額826.2円かかることが分かっています。

従来型機種と省エネ機種では、月額で約700円~900円の差が生まれることが実測から明らかになりましたね。

設置タイプ別の消費電力比較

床置き型と卓上型で、消費電力に差はあるのでしょうか。

実測データを見ると、サイズによる消費電力の大きな差は見られません。

重要なのは本体サイズではなく、搭載されている省エネ機能の有無と性能です。

卓上型のフレシャス「デュオミニ」は月額490円、床置き型の「デュオ」は330円と、むしろ床置き型の方が省エネ性能に優れています。

機種選びでは、設置スペースの都合だけでなく、消費電力も考慮に入れて検討しましょう。

公式発表値と実測値の違いはどれくらい?

メーカーが公式サイトで発表している電気代と、実際に測定した電気代には差があるのでしょうか。

実測検証で分かった誤差の範囲

複数の機種で公式値と実測値を比較した結果、多くの機種で±200円程度の誤差に収まることが分かりました。

フレシャス「デュオ」は公式値330円に対して実測504円と、約174円の差がありました。

プレミアムウォーターの「cado」は公式値670円、実測705.9円で、誤差は約36円と非常に少なかったですよ。

ワンウェイウォーター「smart」は公式値474円、実測636.3円で、約162円の差が見られました。

プレミアムウォーター「amadanaスタンダードサーバー」では、公式値1,060円に対して実測940.2円と、実測の方が安いという結果も出ています。

なぜ公式値と実測値に差が出るのか

公式値と実測値の差が生まれる理由はいくつかあります。

まず、測定環境の違いが挙げられます。

室温、湿度、直射日光の有無などの環境条件によって、消費電力は変動するのです。

また、実際の使用頻度や給水量が測定条件と異なることも影響しますよ。

JDSA基準では1日1,200mlの給水を想定していますが、家庭によって使用量は大きく異なります。

さらに、エコモードの設定時間や温度設定によっても、消費電力は変わってきます。

実測値を信頼の目安にしよう

公式発表値と実測値には差がありますが、多くの機種で大きな乖離は見られませんでした。

メーカーが発表している電気代は、おおむね信頼できる数値と考えて良いでしょう。

ただし、あくまで標準的な使用条件での目安であることを理解しておく必要がありますね。

実際の電気代は、設置環境や使用状況によって前後することを念頭に置いておきましょう。

機種選びの際は、公式値を参考にしつつ、実測データも確認することで、より正確な判断ができますよ。

電気代を抑える5つの実践的な方法

ウォーターサーバーの電気代を少しでも安く抑えるための、具体的な方法をご紹介します。

省エネモード・エコモードを活用する

最も効果的なのは、ウォーターサーバーに搭載されている省エネ機能を最大限に活用することです。

エコモードは、使用頻度の少ない時間帯に温水の保温温度を下げる機能で、大幅な節電効果がありますよ。

SLEEP機能は、部屋が暗くなると自動的に加熱を停止し、消費電力を抑えます。

弱温水・弱冷水モードを選択すれば、通常モードよりも温度設定が控えめになり、電力消費が少なくなります。

実測データでは、エコモード使用時と未使用時で月額300円~500円の差が出ることが確認されていますね。

設置場所を工夫する

ウォーターサーバーの設置場所によっても、消費電力は大きく変わります。

直射日光が当たる場所に置くと、冷水機能が余計に働いて電力を多く消費してしまいます。

また、暖房器具の近くも避けるべきです。

壁や家具との間は最低15cm以上空けて、背面からの排熱がスムーズに行われるようにしましょう。

排熱が妨げられると、サーバー内部に熱がこもり、冷却機能が過剰に作動して電気代が上がってしまいますよ。

定期的なメンテナンスを怠らない

ウォーターサーバー背面のホコリをこまめに掃除することも、節電に効果的です。

ホコリが溜まると放熱効率が下がり、余計な電力消費につながります。

月に1回程度、乾いた布やハンディモップで背面のホコリを取り除きましょう。

また、サーバー内部の清潔さを保つことも重要です。

内部が汚れていると冷却効率が落ち、結果的に電気代が上がる原因になりますね。

温度設定を適切に調整する

温水の温度を必要以上に高く設定していませんか。

高温設定は加熱に多くの電力を消費するため、電気代が跳ね上がります。

日常的に使う温度に合わせて、できるだけ低めの設定にしておくことをおすすめします。

赤ちゃんのミルク作りなら70℃程度で十分ですし、お茶やコーヒーも80℃あれば美味しく入れられますよ。

使用目的に応じた適切な温度設定が、節電の鍵となります。

電源は入れたままにしておく

節約のために電源を切りたくなるかもしれませんが、これは逆効果です。

電源を切ると、次に使うときに水を冷やしたり温めたりするのに大量の電力が必要になります。

また、電源オフの間にサーバー内部で雑菌が繁殖し、衛生面でのリスクも高まってしまいます。

長期不在時以外は、常に電源を入れたままにしておくのが正解ですよ。

省エネ機能を活用すれば、つけっぱなしでも電気代を十分に抑えられます。

消費電力の少ない機種を選ぶポイント

新しくウォーターサーバーを導入する際、消費電力の少ない機種を選ぶコツをお伝えします。

JDSA基準登録機種から選ぶ

まず確認したいのが、JDSA基準で測定された登録機種かどうかです。

登録機種なら、統一された基準で測定されているため、他の機種と正確に比較できますよ。

JDSAの公式サイトでは、登録機種の一覧が公開されています。

気になる機種が登録されているかチェックすることで、信頼性の高い消費電力データが確認できるでしょう。

登録されていない機種は、独自基準での測定値である可能性が高いため、注意が必要です。

複数の省エネ機能が搭載されているか

消費電力を抑えるには、複数の省エネ機能が搭載されている機種を選びましょう。

光センサーによる自動省エネ、手動エコモード、スリープ機能など、機能が豊富なほど節電効果が高まります。

フレシャス「デュオ」のように、SLEEP機能、エコモード、デュアルタンクの3つの省エネ機能を持つ機種は優秀です。

温度調節機能があれば、使用目的に合わせて細かく設定でき、無駄な電力消費を防げますね。

省エネ性能は機種選びの重要なポイントですから、しっかりチェックしましょう。

月額電気代500円以下を目安に

最新の省エネ機種では、月額電気代300円~500円程度が一般的です。

月額500円以下の機種を選べば、電気代の負担を最小限に抑えられるでしょう。

コスモウォーター「スマートプラスnext」(256円)、フレシャス「デュオ」(330円)などが代表的な低電気代機種です。

月額1,000円を超える機種は、省エネ機能が不足している可能性が高いですね。

電気代は毎月かかるランニングコストですから、長期的に見ると大きな差になりますよ。

実測データの公開有無を確認

メーカーが実測データを公開しているかどうかも、判断材料の一つです。

実測データを積極的に開示している企業は、自社製品の性能に自信を持っている証拠と言えます。

測定条件や測定方法が詳しく説明されていれば、さらに信頼性が高いでしょう。

口コミサイトやレビューで、実際のユーザーの電気代報告も参考になりますね。

複数の情報源から総合的に判断することで、失敗のない機種選びができますよ。

よくある質問!ウォーターサーバーの消費電力Q&A

ウォーターサーバーの消費電力に関して、よく寄せられる質問にお答えします。

冷蔵庫とウォーターサーバー、どちらが電気代が高い?

一般的な冷蔵庫の月額電気代は500円~1,000円程度です。

省エネ機能付きのウォーターサーバーも同程度の電気代ですから、ほぼ同じと考えて良いでしょう。

ただし、冷蔵庫は容量が大きく多機能である点を考えると、ウォーターサーバーの方が電力効率は劣りますね。

それでも、冷水と温水をすぐに使える利便性を考えれば、十分に価値があると言えますよ。

電気代だけでなく、生活の質向上も含めて総合的に判断しましょう。

夏と冬で電気代は変わる?

はい、季節によって消費電力は変動します。

夏場は室温が高いため、冷水を冷やすための電力消費が増える傾向にあります。

逆に冬場は室温が低いため、温水を保温するための電力が余計にかかることがありますよ。

ただし、エアコンで室温を一定に保っている部屋なら、季節による変動は小さくなります。

直射日光や暖房器具の近くを避けることで、季節変動を最小限に抑えられるでしょう。

電気代が急に高くなった場合の対処法は?

電気代が急に跳ね上がった場合、まずサーバーの異常を疑いましょう。

冷却機能や加熱機能が正常に作動しているか、異音がしないか確認してください。

背面にホコリが溜まっていないか、排熱スペースが確保されているかもチェックが必要です。

設置場所が直射日光の当たる場所や暖房器具の近くになっていないかも見直しましょう。

それでも改善しない場合は、メーカーのサポートセンターに連絡することをおすすめしますよ。

長期不在時は電源を切っても大丈夫?

1か月以上の長期不在なら、電源を切っても構いません。

ただし、必ずサーバー内とタンク内の水を完全に抜いてから電源を切ってください。

水が残っていると雑菌が繁殖し、帰宅後に使えなくなってしまう可能性があります。

再使用時は、メーカーの取扱説明書に従って正しい手順で再起動しましょう。

2~3日程度の不在なら、電源は入れたままにしておく方が安全ですね。

卓上型と床置き型で電気代は変わる?

本体サイズによる電気代の大きな差はありません。

重要なのは省エネ機能の有無と性能です。

卓上型でも床置き型でも、エコモードなどの省エネ機能が充実していれば、電気代を抑えられますよ。

むしろ、床置き型の方が排熱スペースを確保しやすく、効率的な運転ができる場合もあります。

設置スペースの都合で選ぶのは問題ありませんが、省エネ性能も必ず確認しましょう。

まとめ:実測データで賢くウォーターサーバーを選ぼう

ウォーターサーバーの消費電力と電気代について、実測データをもとに詳しく解説してきました。

公式発表値と実測値には多少の差がありますが、ほとんどの機種で±200円程度の誤差に収まることが分かりましたね。

省エネ機能を搭載した最新機種なら、月額300円~500円程度で運用できます。

一方、従来型の機種では月額1,000円以上かかることもあるため、機種選びは慎重に行いましょう。

JDSA基準で測定された登録機種から選べば、信頼性の高い消費電力データを確認できますよ。

エコモードの活用、適切な設置場所の選定、定期的なメンテナンスによって、さらに電気代を抑えることが可能です。

ウォーターサーバーは24時間稼働する家電ですから、消費電力の少ない機種を選ぶことが長期的な節約につながります。

実測データを参考にしながら、あなたのライフスタイルに合った省エネ機種を見つけてくださいね。

賢い選択で、快適なウォーターサーバー生活と電気代の節約を両立させましょう。